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細い竹や木を縦に並べ、窓の外側や建具に取り付けた意匠。ここでは取り外しができるはめこみ式の格子が大半を占める。格子の種類は6つに分類されるが、組子の太さが均一で上まで通っている普通格子が多く見られる。 |
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●森田家住宅 ●竹田家住宅 ●川尾家住宅 ●好岡家住宅 ●山邊義徳家住宅 ●黒川本家 ●久保酒造 ●芳村酒造 |
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町家の2階または中2階の、道路側にあけた格子つきの窓。枠の内側や外側の輪郭、繰形の段数、組子の太さや並び方、素材などに色々な種類があり、その組み合わせも多様。全体の半数以上が2ヶ所以上の虫籠窓を持つ。 |
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●竹田家住宅 ●川尾家住宅 ●好岡家住宅 ●山邊義徳家住宅 ●黒川本家 ●久保酒造 |
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建物の棟に直交する妻壁を、屋根より高くし小屋根をつけたもの。宇立とも書く。防火の役目を持つといわれ身分の象徴もかねていたが、明治以降は装飾化していった。漆喰の彫刻など、縁飾りや模様の入ったものも多い。 |
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●芳村酒造 |
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一般的に犬矢来とは割り竹を曲げて作った囲いを指し、塀や建物の腰を保護するためのもの。駒寄せは、軒下へ人馬が進入するのを防ぐため、あるいは牛馬をつなぐためにめぐらした垣をいう。大型の町家に多く見られる。 |
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●山邊義徳家住宅 ●久保酒造 |
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庇の軒を支えるための工夫で、軒桁を支える腕木と柱を斜めにつなぐ材。持ち送りには、斜めに棒を渡しただけのものと、板状で渦巻きなどのデザインが施されたものとがあり、松山地区では凝ったデザインのものが多い。 |
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道路側の庇下に設けた縁台で、前脚が折りたためるようになっているもの。関西の町家で多く見られる建具。不要な時は上方にはねあげ、格納しておくことができる。2000年調査対象家屋の森田家の家屋前に見られる。 |
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大宇陀の町家で注目されるのが、竹田家の2戸1町家。2世帯が暮らす間口の大きな町家で、通り土間の向かい合う2戸が1棟となっている。江戸時代、家業の繁栄時に2戸を結合して大型の町家にしたものと推測される。 |
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●竹田家住宅 |